30代といえば、AGAによる薄毛にはまだ早いと思う人も多いでしょう。にもかかわらず、37歳の私はAGAに悩んでいました。いわゆる「若ハゲ」というやつかもしれません。
そんな私にとって、気になっていたのが「イクオス」という育毛剤です。さっそくサプリメントとのセットを購入してみましたが、果たして効果はどうだったのでしょうか。
30代のAGAはDHTと脱毛因子が原因
AGAはDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモン由来物質と、脱毛因子によって引き起こされます。どのようなメカニズムで、AGAになってしまうのでしょうか。
脱毛部位の偏りはDHTのせい
DHTは男性ホルモンが原料で、体内で生成されるためには5α-リダクターゼという酵素の働きが必要です。本来は男性器の成長などの必要とされる、重要な物質なのです。
ところが、このDHTには脱毛因子と呼ばれる物質を生成する働きもあるのです。この脱毛因子によって、AGAが引き起こされるのです。
AGAの特徴として、額の生え際が交代するM字ハゲか、つむじ周辺が薄くなっていくてっぺんハゲのどちらかになるという特徴があります。これは、5α-リダクターゼが関係しています。
実は5α-リダクターゼは前頭部と頭頂部に収集しており、側頭部や後頭部にはほとんどありません。このため、DHTも前頭部と頭頂部に偏って生成され、薄毛になりやすいというわけですね。
脱毛因子でヘアサイクルが乱れる
脱毛因子とは、成長因子と呼ばれる物質の一種で、TGF(トランスフォーミング増殖因子)の一種であるTGF-βと、FGF(線維芽細胞増殖因子)の一種であるFGF-5があります。
TGF-βは毛母細胞の分裂を抑える働きがあり、FGF-5は脱毛を促す働きがあります。この2つの働きによって、ヘアサイクルが乱されてしまうのです。
髪の毛は盛んに伸びる成長期、伸びが鈍化する退行期、伸びが止まり抜けるのを待つだけの休止期を繰り返しており、これをヘアサイクルといいます。
健康な状態だと成長期は数年間あるのですが、AGAになるとFGF-5の働きによって1年未満に短縮され、抜ける時期になっていない髪まで抜けます。
しかも、TGF-βの働きによって、髪の毛の成長力もダウンしています。この相乗効果によって、薄毛になってしまうというわけです。
イクオスでAGA対策が期待できる理由
若ハゲの私がイクオスの興味を持ったのは、3つの理由があります。DHT対策に期待が持てること、脱毛因子対策成分が配合されていること、サプリの成分が魅力的なことです。
DHT対策に期待が持てる
AGA治療において、DHT対策は最重要事項です。医療機関では、DHT生成阻害剤であるプロペシアの処方が最優先となっています。
DHTの生成を抑えなければ、脱毛因子が生成され続け、脱毛を止めることができないからです。これではミノキシジルなどで髪の毛の成長力をアップさせても、意味がありません。
イクオスにも、DHT対策を目的とした成分が配合されています。具体的にはオウゴンエキスや、ビワはエキスなどです。これらによって、DHTの生成を抑えることを狙っています。
また、DHT対策には、髪の毛の成長力をアップさせる女性ホルモンが有効です。女性のAGAが、女性ホルモンの分泌量が減少する更年期以降に発症が集中しているのが、その証拠です。
イクオスに配合されているダイズエキスとヒオウギエキスには、女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンが多く含まれています。これらも、DHT対策成分といっていいでしょう。
脱毛因子対策成分を配合
ただ、こうしたDHT対策成分の働きがあっても、DHTをゼロにできるわけではありません。このため、ヘアサイクルを乱す原因となる脱毛因子もゼロにはならないのです。
このため、AGAを克服するためにはDHT対策だけではなく、脱毛因子対策も必要になります。イクオスには、この脱毛因子対策の成分も配合されているのです。
具体的にクワエキス、シャクヤクエキス、セイヨウキズタエキス、ゴボウエキス、ローマカミツレエキス、シナノキエキス、ヒキオコシエキス、ボタンエキスの8種類です。
これらの成分によって脱毛因子の働きを抑えることができれば、ヘアサイクルを整えられ、AGA克服にさらに近づく可能性があるというわけです。
ちなみに、プロペシアにはDHT生成抑制効果はあっても、脱毛因子対策はできません。脱毛因子のことまで考えているイクオスが、一歩リードといったところでしょうか。
サプリの成分も魅力的
イクオスの場合、同ブランドのサプリメントも効果に期待が持てるものです。DHT対策成分であるノコギリヤシや、髪に必要となるさまざまな栄養素が配合されているからです。
ノコギリヤシには臨床データあり
育毛剤の成分で、効果に科学的な裏付けがあるものは多くありません。イクオスサプリEXに配合されているノコギリヤシは、DHT生成効果について臨床データが存在している成分です。
米生物工学情報センターのデータベースには、ノコギリヤシを1日当たり320mg、半年にわたって摂取した場合、38%がDHTの生成用が抑えられたという臨床データが収録されています。
この臨床データによると、フィナステリド1mg(プロペシアに相当)の場合が68%となっています。ノコギリヤシは、プロペシアの半分程度の効果が確認できているということになります。
しかも、ノコギリヤシは1日当たり960mgを摂取しても副作用が出なかったという臨床データも、同センターのデータベースに収録されています。
プロペシアにED(勃起不全)や精子減少などの洒落にならない副作用があることを考えると、これは大きなアドバンテージになります。
イクオスサプリには1日当たり300mgのノコギリヤシが配合されています。これならば、十分なDHT抑制効果が期待できそうです。
多彩な栄養素で髪の成長を支える
イクオスサプリEXには他にも、髪の元になる栄養素が配合されています。髪に必要なアミノ酸を含むミレットエキスや、亜鉛などです。
特に亜鉛は、体内でアミノ酸からタンパク質を生成するために欠かせない栄養素です。亜鉛が不足していると、いくらアミノ酸が豊富でも、ケラチンが生成されないのです。
つまり、ケラチンの生成のためにはアミノ酸と亜鉛の両方が必要なのです。両方を配合しているイクオスサプリEXは、サプリとしては理想的といっていいでしょう。
イクオスサプリEXによってケラチンの生成量が増えれば、頭髪に届く栄養素が多くなり、成長力のアップが期待できるというわけですね。
イクオスは私の薄毛に効いたのか
では、実際にイクオス使用した私はどうだったのでしょうか。結論から言えば「イクオスは私には効果があった」のです。
最初はなかなか思うような効果が出てくれなかったのですが、「育毛剤は効果が出るまでに時間がかかる」と言われたことを思い出し、根気強く使い続けました。
3ヶ月が過ぎた頃から抜け毛が減り、半年を過ぎた頃から産毛のような髪の毛が生え始めました。現在は産毛のようだった髪の毛がかなり濃くなり、薄毛が目立たなくなっています。
実際のところ、私は医療機関でAGAと診断されているわけではないので、100%AGAだと断言することはできないでしょう。ですが、イクオスが効いたという事実に変わりはありません。
「イクオスは効かない」という口コミを見ますが、短期間で使用を中止しているケースも多いです。そういう口コミを見ると「もったいないな」と思えてしまいます。
少なくとも、イクオスは私には効いたのです。この文章を読んでいるあなたにもイクオスを根気強く使ってもらい、私と同じ気持ちを味わってほしいのです。ネガティブな口コミ、あてになりませんよ?